〜 お菓子よりも甘い夜 〜



月夜に光る……ペティナイフ…………。
小さなカボチャと………………にらめっこ……。
月も…………私も……眠ってしまった後も……
闇夜を飾る……不気味なそいつは…………
不敵な笑みを浮かべていた………………。




フフフ…………どうだ……
いつもと違う……私に…………驚いただろう……。
今宵の私は……優しくないからな…………
せいぜい気をつけると………………いい。

そう……今日の日の為にこの服は…………
用意しておいたのだからな……。
闇夜に溶け込む黒より黒いローブと…………
裏地が真紅の…………マントを羽織って……
……うん?…………少し……大きすぎたな…………。
…………踏んでは……くれるなよ。
それと……先の少し折れている……とんがり帽子…………。
これで………………魔法遣いぐらいには…………見えるだろうか……?

折角の祭りだからな…………私も……雰囲気ぐらいはと思って……。
べ……別に…………この格好がしたかったとか…………その………………
…………そんなんじゃ……ないんだからな!!
あまり冗談が過ぎると………………
そ…………そうだ……この八重歯で…………
貴兄の血を一滴残らず飲み干してくれる!!
……………………いや…………嘘だ。
その可能性は僅かだろう………………気にしてくれなくて……いい……。
きっと……………………な。




今日は……………………ハロウィン。
カボチャのお化け……
…………ジャック・オー・ランタンに蝋燭を入れて……
大人も子供も関係なく…………
コウモリや黒猫と一緒に……街を練り歩く…………。
……手には抱えきれないほどのお菓子を抱え………………
それでもまだお菓子を求めて…………あちらこちらに……押しかける……。




まぁ……ものはついでだ…………私も……貰うとしよう…………。
でも……気をつけろよ……私は…………お菓子ぐらいでは………………
満足してイタズラを止めたりは…………しないからな……。
…………フフフ♥
わかって……いるだろうな。
……………………むー。
今……何故だか嫌な予感がしたぞ…………。
まさか…………私に……最後まで言わせる気では……ないだろうな?
……イタズラされたくなかったら…………
早く……自分で気付かないと…………ダメなんだからな!!
……………………バカ。

…………。
…………。
…………。
そろそろ…………いいか?
それじゃあ……………………言うぞ……。






















『TRICK OR ……………………KISS♥』




〜 Fin 〜
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